F-House.
東京都江戸川区
東京都内の密集地に建てた木造3階建の自宅兼事務所兼サロン。これまで借りていた家の2軒隣が売りに出たことで、はじめて住宅ローンの審査を受け1度は落ちてしまうものの、子供の幼稚園が同じでもあり、近所でもあり、信頼している田中工務店の力添えもあって審査も通り、長期優良住宅として、さらに木の香りが心地よい家になりました。
60㎡ちょっとの土地、建ぺい率70%（60%を準耐火建築の緩和措置を適用）、容積率160%、第二種高度地区、道路斜線は天空率を適用。このなかに家族4人が快適に暮らせる居住空間と、事務所スペース、アロマトリートメントの施術ができるサロンを設けています。
長期優良住宅により基礎高を確保する必要がある一方で、斜線制限により3階が削られてしまうために、1階の天井高を2.1m、2階を2.2mとしていますが、心配したほどの窮屈さは全くなく、むしろ高さ的にはちょうど良いのではと思うくらい。
予算が限られていることもあり、キッチンやユニットバス、便器はビルダーズモデルを使用していますが、こちらも全く不満はなく快適そのものでした。同時にIKEAの収納（PAX）を工事中に組み込むことで、家族の成長や持っているものに合わせて収納計画を修正してゆくことができるようにしています。
長期優良住宅により基礎高を確保する必要がある一方で、斜線制限により3階が削られてしまうために、1階の天井高を2.1m、2階を2.2mとしていますが、心配したほどの窮屈さは全くなく、むしろ高さ的にはちょうど良いのではと思うくらい。
予算が限られていることもあり、キッチンやユニットバス、便器はビルダーズモデルを使用していますが、こちらも全く不満はなく快適そのものでした。同時にIKEAの収納（PAX）を工事中に組み込むことで、家族の成長や持っているものに合わせて収納計画を修正してゆくことができるようにしています。
床材は木の家づくりを謳っている田中工務店のノウハウを最大限に活かしていただき、カラマツやラオス松、ヒノキなどを適材適所に入れていただきました。同時にお世話になっている日本OSMOのオススメで、ドイツで造られているオークのフロア材を2階に入れています。また、玄関の式台は有馬の仕事でお世話になった名栗の名店「橘商店」に伺って、手斧で削ったものを入れさせていただきました。
洗面まわりは大洋金物の石村さんに相談し、T-Formのなかでセレクトをしていただきました。ガレージにある傘かけは茨城県の日青工業の青木さんに作ってもらっています。
もし、建築家の自邸が、その人の集大成というのだとしたら、この家はまさに「人の縁でできた家」ということができます。無理やりデザインを実現するのではなく、何かと戦うのでもなく、関係する人全ての人が幸せを感じられるようにしたいと思って進めてできた家です。
現在、この家には毎日のようにいろんな人が遊びに来ます。子供の友達、ワークショップなどなど、、、上の階から聞こえてくる笑い声や走り回る音を聞きながら仕事ができる幸せに感謝。です。
