PROFILE.


建築家、深山(豊田)健太郎とインテリアデザイナー、深山晶子による 空間デザインのアトリエです。
 
住宅の設計では子育て世代を中心に(小学生の子供達がいるので、一緒にわいわいとストレスなく打ち合わせができるように、という想いから、、、)、新築からリフォームまで承っております。
打ち合わせ場所は事務所ではなく、喫茶店やファミレス、ショールームやご自宅に伺ったりと、堅苦しくならない場所を考えます。また打ち合わせには図面のほか、手書きのスケッチや模型を使います(CGは好きではありません。。。)。
また、家具や窓装飾(カーテンやブラインドなど)は、設計時には見落としがちになりますが、生活を豊かにするための大切な要素です。特に男性だけの目線では満足できないことが多いため、質感や色などは特に女性同士での打ち合わせをオススメしています(深山健太郎は、子供たちと遊ぶ担当となります)。
 
カフェや旅館・ホテルでは有馬温泉や伊香保温泉・清里などでの実績だけでなく、国内外のホテルやリゾートにつくられるスパ施設の設計監修や施工の経験により、求めている場所・形・時間を一緒につくります。また備品やメニュー、印刷物なども検討します(別途、協力事務所でブランディングも行います)。
 
町づくりでの景観検討では、初期段階のイメージを固める際に、会話の中で スケッチを描く作業を行い、住民や市民の共通イメージをつくる手助けを行っています。
 
私たちは、快適で、楽しく、心豊かに毎日を過ごせる場所をつくるために、毎日を 笑顔で、感謝を忘れず、お互いが尊敬できる関係であるよう心がけております。
 
設計のこと、お金のこと、土地のこと、打ち合わせのこと、、、いろいろ解らないことが多いと思います。
何をどう聞いたらわからない!ですよね? そんなことでも構いません。お気軽にご連絡ください。

有限会社 豊田建築設計室 一級建築士事務所
代表取締役 深山(ふかやま)健太郎(旧姓:豊田)
東京都知事登録 第46610号
〒133-0057
東京都江戸川区西小岩3-15-15
 
業務内容
建築設計・監理、インテリアデザイン、温浴施設の企画および設計監理

代表者略歴 
深山健太郎
(ふかやま けんたろう)
■1971年 東京都生まれ。
幼少期を兵庫県西宮市、 幼稚園~小学校1年まで宮城県仙台市で過ごす。
仙台では宮城県沖地震で被災、通っていた小学校が使えなくなる。
■8~24歳まで鎌倉で過ごす。
中学の頃より鉄道模型(Nゲージ)を始め、ジオラマの製作によって現在の建築模型の基礎を培う。
高校の頃よりシンセサイザーによる多重録音を始める。
■1991-5年 神奈川大学工学部建築学科。
恩師である故、白濱謙一氏より建築の他、水彩画・クラッシック音楽など、感性を磨くことを教えられる。
1年次より研究室に製図板を置き、学生コンペを毎月のように出していた(プレゼンテーション能力を養う)。冬に参加したコンペ(日本建築学会「都市の森」最優秀賞)の優勝賞金でヨーロッパ視察の旅へ。
卒業設計は、実在する組織「ACCUユネスコ・アジア文化センター」をテーマに、職員のヒヤリングをもとにした建物の計画を行った。
■1996-7年 東京都立大学大学院。
1年次は小林克弘氏に師事し、2年次より助教授で着任した藤木隆男氏とともに近代建築の保存活動の他、建築家「坂倉準三」の建築観をテーマに論文を書く。
この頃、坂倉百合夫人をはじめ、坂倉準三設計による神奈川県立近代美術館の学芸員の方々(太田泰人氏、水沢勉氏、長門佐季氏など)と親しくなり、近代美術に触れる機会が増える。当時館長だった酒井氏とは偶然にも家が近く、散歩でよく見かけていた方だった。
テルマリウム株式会社でスパ施設の企画スケッチ、設計、工事の図面を手伝い始める。
在学中から建築家、小川広次師に師事。
茶道(薮内流)と、チェロを習い始める。当時の愛読書は白州正子、小林秀雄、吉田秀和、小島寅雄、立原正秋、曾野綾子、四季の味など。
■1997-2000年 建築家谷口吉生氏に師事。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の国際コンペに当初からスタッフとして参加。世界の10人の建築家から選ばれる(アジア系の建築家としては歴史上初めてとなる)。
■2001年~ 有限会社豊田建築設計室を設立。
テルマリウム株式会社とともに、スパ施設、立寄り湯等の企画・設計(下田清流荘(設計監理)、伊東大和館(基本設計)、東京ドーム・ラクーア(企画設計および一部施工図)、豊島園森の湯(企画設計および一部施工図)、舞浜ユーラシア(実施設計および一部施工図)、新世界スパランド(韓国・釜山/基本設計および一部施工図)、箱根小涌園(企画設計)、エクシブ(鳴門、浜名湖、軽井沢、那須白河、京都、台場/一部施工図)、大阪スパワールド(企画設計)、マンダリン(日本橋/一部施工図)、シャングリラ(一部施工図)、フォーシーズン(京都/一部施工図)、Starfield(韓国・ハナム/基本設計)、Starfield(韓国・ゴヤン/基本設計)、公共温浴施設の基本計画(愛媛県伊方市、島根県平田市)を行う。
並行して住宅や共同住宅、旅館の設計を行う。キッチンの国産トップブランドであるamstyleとは、オーダーキッチンという枠にとどまらず、住宅やマンションのリフォームなど、上質な空間づくりを共同で行なっている。
■2004年〜 伊香保温泉。
自主的に街をよくしたいという若手女性4人の手伝いを手弁当ではじめる。その後、老舗旅館の千明仁泉亭内にカフェバー「楽水楽山」をつくることになり、廃れてしまった古い技術を復活させることや、武蔵野美術大学の学生と一緒に照明やドア装飾などをつくり、美大生の卒業後の活動(営業)に対するきっかけづくりの重要性を実感する(以後、若手アーティストとの共同作業をときどき行う)。
その後、2005年より2009年まで、行政の委託により伊香保地域のあらゆる場所を担当者と歩き、歴史や現状の話を聞き、あるべき景観をその場で描く作業を行った。描いたスケッチは170枚にのぼる。後に平成16年度の国土施策創発調査(従来型観光地での地域の魅力の再発見または創出と、それを活かした集客力回復とまちの再構築に関する報告書)に検討資料として加えられている。
また、伊香保温泉「学び・実践塾」では、講師として参加し、参加者の意見を「コトバ」から「イメージ」へと翻訳する作業を行った。言葉だけでは共有できないことも、イメージを共有することで全体がひとつの認識を持つことが出来る。建築家としての役割を実感した。
伊香保温泉では、他に旅館さくらい(客室の改修)、きむら(検討スケッチ)、晴観荘(検討スケッチ)、ホテル勝保(岩盤浴設置)、松本楼(スパの検討)、有明館(改修検討)、上ノ山展望台ときめきデッキ(設計監理)、バスターミナル休憩施設(設計監理)、個人邸改修などを行う。
■2005年 テルマリウム社長・粟井英一郎氏の企画により、伊香保温泉と有馬温泉の宿主とともに、ヨーロッパのスパ施設を視察する(同様の視察は2001年にも行っている)。ドイツ~スイス~オーストリアのスパや温泉地を体験することで、ヨーロッパ型の保養についての知見と共通認識を深める。
■2006-10年 山梨県「萌木の村」全体のコンサルティング。
リゾートホテル「ハットウォールデン」の改修依頼をきっかけに、社員ミーティングを半年重ねる中でスケッチを描き続け、コンセプトと改修箇所を決めた。リニューアルは建築だけでなく、インテリアコーディネーターである妻も共同でプロジェクトを進め、ウインドウトリートメントにはじまり、リネンや備品、アロマの開発、アートや食事、客室案内にまで踏み込んだものとなり、リニューアルオープン後も定期的に宿泊し、社員の適切な配属が行われているかをチェックした。
■2008-12年 
台湾系アメリカ人の建築家である友人のための家を土地探しから行う。1軒目は東京都目黒区、2軒目は別荘として神奈川県三浦郡葉山町。友人が持っている建物のイメージを引出し、工務店や職人に翻訳し、日本文化と西欧文化の融合した完成度の高い建築をつくりあげた。
■2011年- 有馬温泉で活動を始める。
有馬温泉、陶泉御所坊の金井氏とは2004年以来の親交があり、2006年より御所別墅の企画案や御所坊の客室改修案を描くことを行ってきた。
有馬温泉では、古い民家をカフェに改修する仕事(ガラス作家であり、ポルトガル留学の経験がある弟の豊田康次郎がマスター)にはじまり、旅館の客室(ねぎや陵楓閣)、炭酸煎餅の店舗改修(湯の花堂本舗)、観光案内所の改修などを行っている。
観光案内所の改修では神戸芸術工科大の学生を主体にして、横断的に学科間の共同作業とし、有馬らしさを掘り下げてデザインを昇華させることを試みた。学生に現実的な仕事の目線と将来へのビジョンを持たせることを意識した。
旅館(ねぎや陵楓閣)の客室改修では、伊香保温泉のカフェバーで作業をしてもらった、当時美大生だった鉄作家とガラス作家の弟に参加してもらい、若手作家を積極的に建築のなかに取込むことを試みた。
■2011-12年 宮崎の家。
現場事務所を徹底的にきれいにし、使う材料と様々な模型をディスプレイして、リラックスした雰囲気の中で打合せができるように環境を整えた。打合せはほぼ毎週行い、時には実物の張地を貼ったソファやカーテンまで作り込んだ1/25スケールの全体模型を持って行くこともあった。
建主が発見と満足を得るような家づくりを目指した結果、探せる限りの材料から適した物を数点選び出し、ストーリーのあるものとしてプレゼンする方法に行き着いた。高級なブランドのストーリーを借りてくるのではなく、コストバランスとオリジナルな選択眼から創造されるストーリーこそ、私の考える「設計」なのだと認識した。
■2013年-14年 
石川県の伝統産業振興室のアドバイザーをきっかけとして、金沢の職人(金箔、加賀友禅、蒔絵、漆など)との共同プロジェクトをはじめる。問屋制がまだ活きていた頃は、需要と供給がバランスよく成り立っていたが、伝統的な習慣が廃れつつあり、家電など使い捨ての感覚の「モノ」が溢れている現在、どういうものが、本当にあるべきなのかを考え、つくり出すことを目指して始動している。建築家としてよりも、もっともっと「人」に近い原動力が自分を動かしている。
それは祖父が石川県大聖寺出身ということも、師の谷口吉生氏、恩師の師である谷口吉郎氏が金沢と縁が深いということも原動力になっていると思う。
■2014-16年 有馬温泉太閤橋おもてなしトイレ。
有馬温泉に公衆トイレをつくるプロジェクト。国の補助金を受けながら民間事業として進められた。有馬温泉のまちづくりを担って来た金井啓修氏とともに、これまでにない「おもてなし」の在り方を探りながらも、有馬温泉のしがらみのなかで覆される。事業継続が決まった後は、多くの制約の中で最善を探求しつつスケジュールや予算・運営など、さまざまな調整をしながらも、有馬らしさを実現した建物とすることができた。この後、三ノ宮地下街「さんちか」内に有馬温泉のアンテナショップをつくる際の設計者として指名を受けることとなり、神戸芸術工科大学の学生にグラフィックデザイン製作の場をつくり、共同でプロジェクトを進めることも実現できた。
■2014年- 湯河原温泉街なみ環境整備事業。
湯河原温泉発祥の地である、温泉場エリアの景観を維持しつつ、未来へつなげるための協定の締結を建築家としてサポート。景観検討を具体的に行い、締結後の具体的な事業につなげている。
■2017年 有馬千軒再生事業(第20回兵庫県人間サイズのまちづくり賞にて知事賞受賞)。
2016年11月、最初に有馬で手がけた「堂加亭」の隣接家屋から出火。3棟が全焼し1棟が類焼した。直後より金井啓修氏とともに、国の補助金を活用した再建プロジェクトを始動させる。地権者の同意のもと、驚異的な短期間で災害に負けない、有馬の未来を見据えた「場所づくり」ができる。
また江戸時代に栄えた、商店が1階にあって2階に宿泊客がいるという風景を現代に再現することで、街全体を温泉宿として歩き、楽しめるようにというビジョンが実現しつつある。
■2018年 町屋ホテル碧雲
日本酒の誕生神話のある、兵庫県宍粟市山崎町。大正2年に建てられた古民家を3室の宿泊施設に改修するプロジェクトを行った。オーナーや施工会社は町の活性化を考える中心的なメンバーで、自分たちの町のスケール・スピードに合わせた活性化のあり方を考えて、運営方法まで含めた検討を重ねてつくりあげた。
■2019年- 有馬千軒再生事業2、3、4
2017年の有馬千軒再生事業によって確立された経済と空き家再生の仕組みを活かし、使われていない古い建物を活用して物販店や飲食店を1階に、そして2階を素泊まりの「小宿」としていく事業が続いている。また再生事業3では高機能屋台を5台つくり、コロナ渦における飲食店テイクアウトの臨時販売所としても活躍した。

掲載誌 
 
・神戸新聞 2019年1月:(町屋ホテル碧雲)
・読売新聞 2019年1月:(Nanja-Monja VILLA棟)
・signs 2018年12月:(有馬千軒再生事業)
・神戸新聞、読売新聞、NHK他 2018年1月:(有馬千軒再生事業)
・SUUMO東京の注文住宅 2017年9月号:(常盤台の家)
・TOTOおもてなし通信 2017年4号:(太閤橋おもてなしトイレ)
・住まいの設計 2016年3-4月号:(立体ロフトの家)
・ミセス 2015年4月号:(立体ロフトの家)
・ミセス 2014年10月号:(新浦安の家)
・LEE 2013年12月号(別冊付録):(Beach Retreat HAYAMA)
・月刊HOUSING 2013年12月号(表紙とも):(八溝杉の家)
・月刊HOUSING 2013年7月号:(Beach Retreat HAYAMA)
・月刊HOUSING 2013年6月号:(Beach Retreat HAYAMA)
・最高に美しい住宅案内(エクスナレッジ刊):(Friendly House)
・Im home 2013年5月号(No63):(Beach Retreat HAYAMA)
・Im home 2012年11月号(No60):(Beach Retreat HAYAMA)
・日経Web「快適リノベLIFE」:(もみの木台の家)
・月刊HOUSING 2012年10月号:(Beach Retreat HAYAMA)
・大人の素敵インテリア(エクスナレッジ刊):(Friendly House)
・LEE 2012年3月号(別冊付録):(もみの木台の家)
・Im home 2011年7月号(No52):(Friendly House)
・月刊HOUSING 2011年6月号:(Friendly House)
・Im home 2011年3月号(No50):(Friendly House)
・月刊HOUSING 2011年2月号(表紙とも):(Friendly House)
・My home+ 2010年夏号(No21、表紙とも):(Friendly House)
・Im home 2010年8月号(No47):(Friendly House)
・Im home 2010年7月号(No46):(Friendly House)
・yea! 2010年7月号
・快適な終の住みかを手に入れる(ムック本):(鎌倉の家)
・Im home 2010年5月号(No45):(Friendly House)
・All About「建築家実例」:(Friendly House)
・エコガラスWEB「ようこそ我が家へ」:(Friendly House)
・建築知識2006年5〜12月号:(タイルの茶室)
・快適スタイルのキッチン&バス・トイレ:(八柱の家)
・REAL SIMPLE JAPAN 2007年3月号:(鎌倉の家)
・男の隠れ家  2007年3月号:(ANNEX.)
・ホームシアター35号:(ANNEX.)
・和のデザインハンドブック(表紙共):(旅館さくらい)
・Im home 2005年夏号(No19):(泉岳寺の家)
・新建築住宅特集2004年12月号:(泉岳寺の家)
・DESIGN BATHROOM A to Z:(泉岳寺の家)
・My Home+ 創刊号:(泉岳寺の家)
・百楽2005年11月号:(泉岳寺の家)
・室内2005年4月号:(泉岳寺の家)
・新建築2003年8月号:(中国木材コンペ案)
・アクアウェルネス0212号:(清流荘スパハウス)
監修
・はじめてのお宿オープンBOOK
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