有馬千軒III再生事業として、鉄筋コンクリート造の建物の2・3階を小さな宿に整備したもの。江戸時代から一の湯・二の湯として人々の往来の中心だった金の湯に隣接し、これまで整備してきた有馬千軒IIの芸妓検番や禅寿司、小宿有楽につながる場所に位置している。改修に当たって、コンクリート造であることから、歴史を継承したデザインではなく、「明るくモダンな和」をテーマとすることで、有馬での滞在スタイルの幅をより広いものとすることをねらっている。