有馬千軒III再生事業として、古民家の2・3階を2室の小さな宿に整備したもの。
有馬温泉の玄関口にある、大正15年築の木造3階建の建物で、周囲には同様の木造建築があることから、将来は木造3階建建築群として、登録有形文化財位を目指している。
改修に当たって、兵庫県ヘリテージマネージャーより報告のあった、貴重な材料やデザインを残しつつ、外壁もこれまでのトタン板を剥がし、オリジナルとして確認できた杉皮を復元している。多くの文人墨客が逗留した有馬温泉の文化を継承できる宿としての再生ができたのではないだろうか。